米・キューバ両政府が双方の大使館を再開し外交関係を正常化することを同意した、2015年６月。
粟津潔作品と共にキューバに渡った鷲尾友公を追いかけて、最後の社会主義体制の残るハバナへ。
街中やカバーニャ要塞で行われていたハバナビエンナーレ、その同時期に旧市街地のオビスポ通りCASA DE ASIAにて、
「粟津潔 MAKURIHIROGERU EN LA HABANA」が行われた。
内容は、60-70年代に制作された粟津潔のポスターと木版画の展示、ギタリストの笹久保伸とサンポーニャ奏者の青木大輔の演奏や、シルクスクリーンを使ったワークショップ。刷り上がったプリントを眺めるキューバの人たちの目は輝いていた。
その後、地元のリカルド宅にてペイント。しかし、ここはキューバ。スプレー缶を調達するのに物凄く苦労し、ようやく手に入れた黒のスプレー缶１つ。「日本人が何かしているぞ！」…と視線を集めた、夕暮れのハバナ。
テンゴセー！
Camera TOMOYA MIURA
Editor KATSUHIKO KITAGAWA